こんにちは。

西宮・夙川にある「マンツーマンでお客様の髪のお悩みに真剣にお応えする」がコンセプトの

小さなプライベートサロン【Ricos】の佐久間 将でございます。

コテで巻いて仕上げるスタイルとてもよく見かけますよね。

でも…できない。難しい。

そう思ってたり実際に言う人とても多いと思うんです。

確かにそうかもしれません。

ただね、ちょっと考え方を変えてもらうと実は案外そうでもないんですよ。

今回はそのあたりをお話していけたらなと思っております。

本日も拙文をご高覧賜りましてありがとうございます。

それではどうぞ。

 

コテ巻きを難しいと思ってしまうポイント

そもそも皆様がコテ巻きを難しいと思っちゃう最大の原因。

 

それは【ちゃんと巻こうとしすぎている】ことに尽きると思うんです。

 

何それ、どういうこと?

ってなっていらっしゃるかと思うんですけれども、そのままです。

皆様はちゃんときっちりしっかり巻こうとしすぎている。

 

 

例えばこういったコテ巻き仕上げのスタイルがありますね。

こういうの見たらすごくちゃんと巻いてあるなって思っていらっしゃるだろうと思うんです。

で、こういう仕上がりにしたくて巻いてみたら…なんか違うなと。おかしいぞと。

きっとそう思っちゃってるんじゃないのかなと思うんです。

今これを書いてる側としてはここで藤原竜也の画像とかめっちゃ貼りたいんですよ。

たぶん世の中のいろいろな大人の事情があって藤原竜也の画像そのものは貼れないので、

替わりにモノマネしてる芸人さんの動画でも貼っておきましょうか。

 

 

こうしたら楽に巻けるんだよ

ちょっとおふざけが過ぎましたかね。

自分はカリスマでもなければビッグマウスな肩書きを名乗ってる美容師でも何でもないので…

偉そうに説教垂れる気もありませんから、このブログもてきとーにゆるーく読んでほしいんです。

大事なのは実はこの感覚なんですよ。

『てきとー』で『ゆるーく』っていう。

きっちりちゃんとやるっていう考えを捨ててしまったほうがいいんです。

 

 

こんな感じに巻いて仕上げた頭があります。

美容師って一度はウィッグにしょうもない名前つけますよね。専門学校の頃とかに。

うちはスペインっぽくお店を作ったので、とりあえずこいつはアニータ1号とでも名付けておきます。

で、アニータ1号とたった今いきなり名付けられたウィッグ。

ちゃんと巻いてあるように見えますよね。

実は内側はこんなふうになっています。

 

 

どうでしょうか。

見ての通りなんですけれども…ほとんど巻いてません。

内側は毛先しか巻いてないんです。

なぜそうしたのか。なんでそれでもちゃんと巻いてあるように見えるのか。

 

 

頭というのは球体です。

球体なのでいちばん表面、つまりてっぺんに生えている髪がいちばん外側に来ます。

てっぺんより下に生えている髪には常にそこよりも上に生えている髪が被さってきます。

上から表面の髪が被さってくるので内側の髪って見えないんですよ。

見えないところを巻く意味って…あります?

ないんですよ。どうせ見えないんだから。

むしろ内側をしっかり巻いてしまうことで余計に膨らみます。

内側もきっちり巻いて表面もきっちり巻いたらウェーブにウェーブが重なることになります。

単体で見たらウェーブでも、全部をきっちり巻いたら内側のそれはウェーブではないんですよ。

ボリュームですね。ただ膨らませてるだけ。

手間も時間もかけたのに頭ぼわんって膨らんでたら意味ないし悲しいじゃないですか。

だからコテ巻き仕上げでも内側の根元は極力さらっとまっすぐぐらいでちょうどいいんです。

それならどこを巻けばいいのか。

「見えないところを巻く意味はない」のであれば答えは単純かつ簡単です。

見えるところだけ巻いとけばいいんですよ。

見えるところ。具体的に挙げましょうか。

 

  • 表面(てっぺん)
  • 毛先
  • 顔まわり

 

ここです。ここだけ巻いとけばちゃんとしたように見えるんです。

最近は韓国っぽい巻き方が若い女の子たちに好まれてますよね。

ああいう巻き方の画像改めて見てほしいんですけど、顔まわりはしっかり巻かれてますね。

フロントにレイヤーが入って、顔まわりをリバースで巻いてっていう具合に。

後ろから写してる画像も検索したら出て来ると思うので見てもらえるとわかるんですけど、

後ろは巻いてあるの毛先ぐらいで、あとはほとんど巻かれてないですよね。

これでいいんですよ。

見えないところはやらない。届かないところはやらない。

そうしたら手数は減らせます。

毛先と顔まわり巻いて、あと表面だけちょっとがんばってもらえたらそれでOK。

これはミディアムとかロングに限らず、例えば切りっぱなしボブでも同じことです。

アニータ1号で説明しましょうか。

仕上がりは左、表面めくって内側を出したのが右です。

 

 

表面だけ波巻きにしてバーム系ワックスで仕上げました。

内側ちゃんと巻かなくてもこれで十分ですよね。

ちなみにこの考え方…コテ巻き仕上げだけじゃなくてストレートでも実は有効です。

アイロン仕上げでもブローでも同じなんですよ。

ここでまたアニータ1号を使いましょう。

 

 

見ての通り内側の髪(右側の写真)は全体的になんかボサボサしてます。

この仕上げは表面と顔まわりにアイロン(もしくはブラシ)を通したぐらい。

これだけでもきれいに見えるはずです。

よっぽどの強いくせ毛じゃない限りはこれでだいたいいけます。

『てきとー』で『ゆるーく』ってこういうことなんですよ。

伝わりましたでしょうか。

うちのアニータ1号じゃなくてチリに帰ったアニータには14億円を青森県に返せと言いたいのですが、

この事件もう忘れられてるだろうし、今の若い人には伝わんないだろうなと思って書いてます。

おい、アニータ。14億返せ。

 

パーマという可能性

ここまでの説明でだいぶコテ巻き仕上げの手数を減らすことができたんじゃないかと思います。

でも世の中には「それでもできないよ」ってなっちゃう方もおられます。

わかりますよ。難しいですもんね。

というわけでまたアニータ1号を使いました。こちらです。

 

 

なんかさっきのコテ巻きと似たような仕上がり。

バックから写したやつちょっとパサっとしてるかなっていう感じはありますね。

これ、パーマです。

コテは使っていません。ちゃんとパーマやってますよって写真も撮りました。

 

 

もちろんコテ巻きと全く同じにはなりませんし、パーマではできないものもあるかと思います。

でもこのようにパーマでなんとなくコテ巻きに似た感じに近づけることもできるんですよ。

そのかわりちょっとパサつきますけどね。

基本的にはムースとかそういうウェットなスタイリング剤を使っていただけるといいですね。

巻くのが面倒だしできないという方にはこういう選択肢もありますよ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

案外ね、こんなもんでいいんですよ。

お客様はだいたい皆さん真面目できっちりしてますので、ちゃんとやろうとしちゃうんです。

そんなに何でもちゃんとやろうとしなくていいんですよ。

手を抜いても平気そうなところは手を抜いてしまいましょう。

今日の大事なポイントは以下の通りです。

 

  • 見えるところだけ巻いておく。見えないところなんか無視。
  • 表面ほどきっちり細かく、内側ほどざっくり雑に。

 

こういう「こんなもんでいいよね」ぐらいのゆるーい感じでいきましょう。

そのほうが作り込まれてなくてかわいいですから。

がんばりすぎても疲れちゃいますよ。

コテ巻きだけじゃなくてね、毎日もっとゆるーくざっくりと生きましょう。

いらないことで自分を追い詰めて心すり減らして消耗してもいいことないよ。

 

【うつ病】逃げるってそんなに悪いことなの?【心の病】

  なんか今回のは話が重たいなって感じましたでしょうか…。 書いてる本人としてはそんなことないって思いながら書いてますので、 長くなりますが他の記事と同じようにゆ…

 

関連記事

髪のこと
今さら聞けない髪のお話⑤「髪の毛ってどうやったら速く乾くんですか?」
髪のこと
【めっちゃ簡単】いつもハネてしまう右側の髪の直し方
髪のこと
【ここ大事】小顔に見せるポイントってあるんですよ