
今回の記事内容のまとめ
- 前髪の横がハゲる原因は、前髪と横の髪の長さの違いによるもの
- 耳にかかる部分の髪が長いと髪が割れ、肌が見えやすくなる
- 対策として、その部分の髪を短くカットすることで髪割れを防いで肌を隠せる
こんにちは。
西宮・夙川にある「マンツーマンでお客様の髪のお悩みに真剣にお応えする」がコンセプトの
小さなプライベートサロン【Ricos】の佐久間 将でございます。
前髪のあるスタイルの女性が髪を後ろでくくったりされる際に、
前髪と横の髪の間が割れてしまうことを気にされていらっしゃる方。
とても多いです。
それをね、何か知らんけど「ハゲた」って表現する人もめっちゃ多いんですよ。
いや、別にそれハゲてへんて。そんなんハゲ違いますよ。
こう言ってもまだここハゲるとか言いますからね、お客様。ちゃうし。
言い方は何でもいいのですが、とりあえずその部分が割れて肌が見えてしまうことは確かです。
そこを割れなくするためにはどうしたらいいのか…というお話ですね。
本文中の表記を『割れる』と『ハゲる』のどちらにすべきかちょっと迷いましたが、
お客様がハゲるとおっしゃるのでこの記事ではハゲるで統一することにいたしました。
なので自分はこの記事においてかなりハゲハゲ言うはめになりました。ご了承ください。
タイトル画像はネタに走りがちなので、いつも通りぱくたそ様から使わせていただいております。
このモデルさんぐらいハゲとったら前髪の横とか言うてるレベルちゃうけどな。
気にするとこそこちゃうやろ…いや、合うてんねんで?
今から話そう思ってる前髪の横って確かにそのへんやけど。もうええわ。
本日も拙文をご高覧賜りましてありがとうございます。
それではどうぞ。
そもそも前髪の横ってどこよ?
前髪の横って言われて…皆様もなんとなくわかっていらっしゃると思うんですけど、
文字だけだとぼんやりアバウトでどこかわかっていらっしゃらない方もおられると思います。
一応タイトル画像でもモデルさんがなんとなくそのあたりを気にしてたので伝わるとも思いますが、
なんせまあまあハゲてましたからね。ニュアンスが違うかもしれない。
なのでちゃんと写真で説明いたします。今回言いたい前髪の横がハゲるとはこういうことです。

見ての通りです。
ここが割れてしまう方は本当に多くおられますよね。
これをお読みの女性の方もきっと自身がそうだという方おられるはずです。
ただ割れてるだけなんですよ。全然ハゲてないのに。
初めて聞いたときびっくりしましたよ。
ハゲってどこのこと言ってるのかと思ったらそこですか、って感じで。
もしかしてこれ関西だけなんですかね?他の地方でも言います??
ちなみに今回のウィッグはこちらの記事でも使ったアニータ1号です。
この記事では引き続きアニータ1号を使っていきます。
なぜ前髪の横はハゲるのか
どの部位のことを言っているのかは画像付きでご理解いただけたかと思います。
ではなぜここがハゲるのか。理由は至って単純かつ簡単です。
長いんですよ。その部分の髪が。
長いから後ろでくくろうとするとゴムで結わくところまで届いてしまう。
あるいは耳にかかってしまう。
そうするとそこの髪は落ちて来ないわけです。
で、前髪は短いから基本的に後ろまで届かないので当然顔に落ちて来ますね。
だから間に割れ目ができて肌が見えちゃうからハゲたって感じるんですよ。
上掲の記事にて失敗しにくい前髪の切り方やブロッキングのやり方を載せましたが、
前髪の適正な幅は『黒目と黒目の間』と書きました。
黒目より外側まで前髪として切ってしまうと幅が広くなりすぎてしまうんですね。
ワイドバングにしたかったら全然ありですけども。
普通な感じで前髪を切りたかったら黒目の外側は切らないでくださいね、という話です。
その切らずに残した黒目の外側から、おでこの角までの部分。
わずかな幅ですが、ここの髪が耳にかかったり後ろまで届いてしまうとハゲるんですね。
たったそれだけのことなんですよ。単純でしたよね?
前髪の横がハゲないためにはどうするの?
ハゲる原因が特定の部位の髪が長いから…であれば解決策も単純です。
そこ短く切っちゃえばいいんですよ。
どれくらい短く?と言われたらお客様の好みなどもありますので一概には言えませんが、
耳にかからない長さであれば間違いなくハゲることは防げます。

写真の赤い部分が黒目幅で分け取った前髪です。
そのすぐ横、黄色い部分が今回の問題の部位ですね。
上から見たときにはこのようになっています。

髪は頭の頂点ないしはつむじを中心にして放射状に生えていますので、
今回のようなカットの場合でも放射状に分け取ることがとても大事なポイントです。
このように前髪あたりのカットをされる場合、放射状の起点は前髪の頂点です。
写真で言えば前髪(赤い三角形)のてっぺんですね。
なので先に前髪を切って、そのあと前髪のてっぺんからおでこの角まで(黄色)を分け取ります。
この幅がね…人によって違うんですよ。
幅の広い人もいれば狭い人もいる。それはおでこの角の位置がみんな違うからです。
なので「幅ちょっとこれ広いかな?」「こんな狭くていいのかな?」って思われるかもしれませんが、
前髪の頂点からおでこの角を繋いだ線でブロッキングできていれば幅は気にしなくてOKです。

わかりやすく前髪を上げてあります。
さっきの写真で言う黄色い部分を下ろしたらこうなります。
これはもうカットし終わっている状態なのですが、ここが耳にかからなければいいのです。
後ろまで届かなければいいのです。それだけでハゲることなく髪が落ちてきてくれます。
ここを切るときに指切っちゃいそうで危ないと思われる方。
その場合は櫛で髪をすくって、切りたい角度まで櫛を斜めにしてみてくださいね。
櫛からはみ出た毛先を切ればきれいに切れるはずです。
それがもし難しいなら、さっきの写真の黄色い部分を下に下ろさずに斜めに持って行って切る…
そういうやり方もあっていいと思います。こんな感じですね。

一応切り方のおすすめはしていますけど、それだけしか正解がないわけではないですからね。
インスタとか見てたら他の美容系アカウントが切り方いろいろ説明してくれてたりするので、
仕上がりがちゃんとしてて切る本人が切りやすければ切り方は何だっていいと思います。
で、そこが耳にかからない長さまで切れたらぜひ髪を後ろでくくってみてください。

こんな具合にハゲずに…割れることなくきれいに繋がるので見えちゃう肌が隠せます。
基本何もしなくてもいいですけど、お好みでアイロンやコテを使ってもいいですね。
さて、こんな感じの仕上がり。いかがでしょうか。
おでこの角らへんがハゲると気になる女子の皆様はよかったら試してみてくださいね。
もし難しいと感じたら…そのときは無理せず美容室に行って担当の美容師に相談してください。
当店へのご来店も心よりお待ち申し上げております。
ご予約はこちらからいつでも行えますので、ぜひぜひお気軽にお越しくださいませ。
今回の記事に使用したアニータ1号は、その後いろいろあり今は丸刈りになっております。
カットウィッグの宿命みたいなものですね…。