
今回の記事内容のまとめ
- 加齢の公式は『酸化=乾燥=老化』であり、その原因は活性酸素である
- 活性酸素の除去こそがアンチエイジングの根本と言っていい
- Ricosは『抗酸化アンチエイジングの3本柱』でお客様の美髪を作ります
こんにちは。
【扱いやすくて長持ちするスタイル】【通うほど髪がきれいになる美容室】
をテーマに、マンツーマンでお客様の髪のお悩みに真剣にお応えする
西宮・夙川にあるプライベートサロン【Ricos】の佐久間 将でございます。
今回のタイトル…わりとショッキングではありますよね。
白髪消したくて染めてるのに、そのせいで白髪が増えるっていうのは。
ドツボじゃん。何この負の無限ループみたいな悪い噂。
横須賀の美容室で働いてるときにもお客さんによく言われたんですけどね、
「なんか白髪染め始めてから白髪増えた気がするんだけど」って。
あの当時は自分にもまだ知識も経験も足りませんでした。
なのであんまり適切な返答ができてませんでした。でも今なら言えます。
…残念ながらそれは嘘だとは言い切れない、案外あり得る話なんですよね。
白髪染めすればするほど白髪が増える。めちゃくちゃ嫌じゃないですか。
なんなら白髪が増えるのも薄毛になるのもお肌が劣化するのも根源は同じでさえあるかもしれない。
皆さんも白髪なんてもう増やしたくないですよね?
美容師やってるとはいえ私だってそれは皆さんと同じですよ。今年40歳になりましたし。
毎月白髪染めないと前髪の根元真っ白になっちゃうんですから。染めないわけにはいかないんです。
だからお気持ちはよーくわかります。
今回はそのあたりについてのお話と、それの対策を含めて書いていけたらなと思っています。
自分はせっかくヘアケアマイスターと毛髪診断士の資格どちらも持っているわけですし、
こういった知識や情報はお客様にお伝えしていくのも自分がやるべき仕事だよなという思いです。
なので書いた自分で言うのもあれですけど今回の記事…読んでおいたほうがいいですよ。
ずっときれいでいたいとお思いの皆様にこそぜひお読みいただきたいと思っています。
本日も拙文をご高覧賜りましてありがとうございます。
それではどうぞ。
- 1. 【老化】は【酸化】である
- 2. 酸化ストレスがもたらす髪・頭皮・肌へのダメージ
- 2.1. 髪・頭皮へのダメージ:白髪・薄毛・頭皮トラブル
- 3. 理想の美髪と美肌は抗酸化ケアで目指そう
- 3.1. (AIに考えてもらった)今日から始める酸化ストレス対策
- 3.1.1. 生活習慣の見直し
- 3.1.2. 食事・栄養バランスの改善
- 3.1.3. スキンケアのポイント
- 4. Ricosにもおすすめ抗酸化ケアメニューありますよ
- 4.1. 電子トリートメント
- 4.2. 髪と頭皮のデトックスクレンジング
- 4.3. 高濃度水素ケアトリートメント
- 5. 髪と肌の若さはあなたの決断ひとつで守れるもの
- 6. 関連記事
【老化】は【酸化】である

- 最近白髪が増えた
- 髪が細くなってボリュームも減ったし、パサついて広がる
- 肌にハリがなく疲れて見えるしカサカサする
年齢を重ねるにつれて出て来るお悩み。ありますよね。
これは酸化によって引き起こされる問題です。だから【老化】は【酸化】なんですよ。
こう言われても「んー…?」っていう感じのリアクションをされるお客様が実際多いので、
ここにもう一言ほど足してみましょうか。以下の公式で一気に理解が進みます。
【酸化】=【乾燥】=【老化】
嫌な響きですよね。でも実際にそうじゃないですか。
さっき書いた年齢を重ねるにつれて出て来るお悩み読んだら納得ですよね?
髪がパサつく、お肌がカサつく…乾燥から来るお悩みですよね。これが老化(=酸化)ですよ。
酸化についてはこちらの記事でも少し書いたりしています。
簡潔に言えば酸化とは「ある物質が持っている電子を失うこと」です。
こうして酸化がどうとかですね、そんなことを言うと怪しく感じる人もいるかもしれません。
もちろん老化現象を引き起こすのは酸化だけが理由ではないのですが、
逆に言えばいくつかある理由のうちのひとつが酸化である…というのも確かなんですよ。
今から8年前の日経の記事でも既にそう書いてあるぐらいですからね。
老化はDNAテロメアの短縮によって起こり、それを加速させる要因のひとつが酸化ストレスだと。
酸化ストレスとは増えすぎた【活性酸素】が細胞を傷つけてしまうことを指します。
酸化=老化ですから、この酸化ストレスが自然老化の一因と言えるんですね。
今すごい重要なワードが出てきてますよ。酸化ストレスと活性酸素。
年齢とともに体内の活性酸素は増加する一方で加齢によって抗酸化防御力は低下していきますから、
処理しきれなかった活性酸素が蓄積されることで細胞へのダメージも蓄積していきます。
こういう書き方すると活性酸素がとんでもない悪者のように聞こえるかと思いますが、
活性酸素自体はある程度は必要なものなんですよ。免疫が活動する際に働く物質でもありますし。
なので活性酸素は体内でも生産されているわけです。じゃあ何がいけないのか。
上述の通り『増えすぎた活性酸素』が良くないということです。
本来なら細菌などを攻撃する用に使われる活性酸素が、敵がいないから適当にその辺のものを壊す。
イメージ的にはざっくりとそういう認識でいいだろうと思っています。
じゃあその活性酸素って何ですか?っていう話ですよね。
ウィキペディアを見てみました。日本語版だけじゃなくて英語版でも確認しました。
広義の括りで言えばいろいろあるらしいのですが、代表的な活性酸素は以下の4つになります。
【一重項酸素】【スーパーオキサイド】【ヒドロキシルラジカル】そして【過酸化水素】です。
ウィキで調べた情報なんかでお前だいじょうぶか?と思われる方もいらっしゃると思いましたので、
上記の物質名に貼ったリンクは『日本救急医学会』『日本薬学会』の解説に飛ぶようにしました。
ちゃんとエビデンスのある人たちの書いた説明でしたら皆さんもより納得できますもんね。
その日本救急医学会の解説ではスーパーオキサイドとヒドロキシルラジカル(水酸化ラジカル)が、
どちらも酸化的傷害を引き起こすとはっきり書かれています。明らかに有害な扱いですね。
ですが…上記4つのうちでは一般のお客様でも聞いたことがあるもの、
そして我々美容師が最も気になる上に使用頻度が高いもの…そうです。過酸化水素です。
その過酸化水素を我々一般的な美容師が使用しない日はほぼありません。なぜか?

カラー剤に使うからです。
いや、あの…カラーだけじゃなくてパーマでも使うことありますよ?
使用頻度的にカラー主体でお話を進めているだけで。なんにせよ過酸化水素はよく使うんです。
これだけ多くの人が髪を染める時代です。カラーやらない日なんてほとんどない。
一般の皆様はご自身で髪を染めたことがある人も多いですが、ない人もまた多くいます。
ですが『市販のカラー剤の中身を見たことがない』という人はほとんどいません。
本人は使ってなくても家族や友達など誰かしらが毛染めしているのを見たことがあるからです。
で、お客様にお尋ねしてみるんですよ。
「カラー剤の中身にチューブに入った練り物と、白いドロッとした液体ありますよね?」って。
これにはほぼ全員から同意を取れます。そこまでは皆さん知っていらっしゃる。
でも「あの白いやつ、あれ過酸化水素ですよ」って言うとちょっと驚くリアクションになる。
「えっ、そうなんですね」「そうだったんですか?」みたいな。
美容師にとってはあまりにも当たり前すぎてそんなの今さら言うことでもないのですが、
一般の皆様はそこまで知らないんですよ。日常生活で考えもしないでしょうからね。
この過酸化水素が我々の髪や頭皮にどう影響を及ぼしているのか…
次項ではそれを解説していきます。
酸化ストレスがもたらす髪・頭皮・肌へのダメージ
- 『増えすぎた活性酸素が細胞を傷つけること』が『酸化ストレス』である
- 美容師がいつも業務で使用する過酸化水素はそれ自体が活性酸素である
前項にてそういうお話をしました。
それがなんで髪と頭皮に悪影響なの?ってことをお話していきたいと思います。
日本救急医学会のリンクにあるスーパーオキサイドの項でも詳述されていましたが、
活性酸素は細胞傷害の原因になるものです。
怖いですね。怖いけど言い方が難しいのでより平易な言い方にしましょうか。
酸化=老化であるならば、活性酸素に触れた細胞は老化するということになります。
で、さっきカラー剤には活性酸素の一種である過酸化水素を必ず使うという話をしましたよね。
ということはですよ?
『カラー剤に触れた細胞は老化する』とも言えるわけです。
自分が中2のときに林間学校で風呂入るときにお尻全面に毛が生えているのが恥ずかしくて、
「見られるの嫌だから剃りたい」って行事の前に親(美容師)に相談したんですよ。
そしたら「剃るより脱色したほうがいい」などと美容師らしいアドバイスを言い始めまして、
言われるがままに少年はある日ケツ全面にブリーチを塗ることになったわけです。
きれいに脱色されましたよ。金のケツ毛はまるで実り豊かな金色の田野の如きものでした。
「瑞穂の国はここにありましたか」という思いで自分のケツを当時は眺めていたのですが、
普通の人はそんなところにカラー剤もブリーチも塗りませんよね。
お客様の皆様がカラー剤を塗布されるのはケツ毛ではなくて頭髪です。
髪の毛にカラー剤を塗布しようとすると、たいてい頭皮にも少し付着しますね。
なので「カラー剤に触れた髪、毛根、頭皮は老ける」と言うことができてしまうんですよ。
野郎のケツ毛が老化しようが心底どうでもいいのですが、髪と頭皮にとっては一大事です。
老けるということは白髪や薄毛になったり、カサカサしてパサパサしてくるわけです。
だから「ヘアカラーしたら白髪が増える」と言えてしまうんですね。
カラーし続けて髪がパッサパサになってるっていう実感ある人もきっと多いはずです。
この問題をもう少し深く細かく掘り下げていきましょうか。
髪・頭皮へのダメージ:白髪・薄毛・頭皮トラブル
まず、我々の髪が黒いのは毛根にある色素細胞が黒髪の素を作って供給しているからです。
この色素細胞を『メラノサイト』と言い、黒髪の素を『メラニン』と呼んでいます。
メラニン色素って聞いたことありますよね?
お肌が日焼けするときに増えるのがメラニンです。メラニンが増えるから日焼けして肌が黒くなる。
あれは単に黒くなるために増えるんじゃなくて紫外線を吸収するって役割がちゃんとあるんです。
それがたっぷりと髪の毛には含まれてるから我々は髪が黒いんですよ。
で、このメラニンをメラノサイトが日々せっせと作り続けているんですけれども、
ここが加齢とかストレスでダメージを受けるとメラニンを作るパワーとスピードが落ちるそうです。
メラノサイトに活性酸素が触れると老化してメラニンの生成が減るわけですね。
それで白髪になってしまう…という流れ。でも身体がそれを黙って見過ごすことはないんですよ。
細胞が老化しては困るので、そういう余分な活性酸素を分解する酵素を我々は持っています。
カタラーゼという酵素です。
ちなみに『〇〇ーゼ』とつくものは酵素です…他にもいろいろありますよね。
アミラーゼ、リパーゼ、チロシナーゼなど。語末が『ーゼ』で終わってたらそれは酵素ですよ。
これ毛髪診断士の講習で理事長自らおっしゃってましたからね。勉強になりました。

カタラーゼは過酸化水素を水と酸素に分解して無毒化するための酵素だそうで、
これがずっとたくさんあればいいのですが…残念ながら加齢で減っていってしまいます。
そうすると毛根には分解されなかった過酸化水素が蓄積されてしまうんですね。
過酸化水素それ自体も活性酸素ですから、それが蓄積するだけでも老化的な意味で有害なのですが、
実は他の物質が関わることで『より悪い活性酸素』に変化させてしまう分解反応が発生します。
その物質は銅イオンです。
…ここで「あっ」と気付いた美容師さんもきっと多くいらっしゃいますよね?
そうですよ。ご賢察の通りイルミナカラーですよ。
イルミナはダメージが少ないですよ、みたいな謳い文句でお勧めしてたりしますよね?
あれは髪に付着している銅イオンをイルミナカラーがうまいこと処理してくれることで、
カラー剤と銅イオンが反応するのを防いでくれるから…という話ですね。
実際にはイルミナ繰り返したお客様はブリーチでもしたかの如き金髪になって来店されるので、
個人的にはあれがダメージ少ないカラーですよと言われても信じがたいんですけれども、
先述の『カラー剤と銅イオンの反応』はおそらく『過酸化水素と銅イオンの反応』になります。
この反応にはきちんと名前がついています。フェントン反応というそうです。
主に鉄イオンによって過酸化水素が分解される現象ですが、銅イオンでも分解されるんですね。
…実はこれChatGPTに聞いたらそう返ってきたことで知った話なんですけども、
自分は疑り深いので改めて調べ直してみたら日本放射線影響学会の論文にも書いてあるんですよ。
この論文…掲載誌がネイチャーメディシンです。権威ある学術誌の査読付き論文ということですね。
で、そこに「過剰なスーパーオキシド(文中ママ)はFe3+ や Cu2+を還元する」って書いてある。
Feは鉄、Cuは銅の元素記号…これは理科の時間に学びましたよね。
他にも東京理科大学のニュースページにもそこに触れる話がきちんと載っているんですよね。
「過酸化水素は銅との酸化還元反応により分解し、ヒドロキシルラジカルを発生します」
こう書いてあるんですよ。これがフェントン反応のより簡潔な説明ですね。

さあ、過酸化水素ではない別の活性酸素の名前が出て来ましたね…ヒドロキシルラジカル。
先程書いた代表的な活性酸素4種類のうちの1つです。
前出の日本薬学会のサイトにもそれっぽく書いていましたが、さっきの東京理科大も書いてますね。
「ヒドロキシルラジカルは活性酸素種の1つで、酸化力が強いことが特徴です」って。
日本救急医学会のほうでは「強力な酸化的傷害を引きおこす」っていう強めの書き方してますけど、
ヒドロキシルラジカルのほうが過酸化水素よりも酸化のパワーが桁違いに強いようです。
ってことはヒドロキシルラジカルはめちゃくちゃ老化を進める物質ということになります。
過酸化水素が銅イオンに触れて魔神ヒドロキシルラジカルに闇落ちした…とでも言えばいいですかね?
日本放射線影響学会の論文にはさらっと結構なことが書いてありましてね、
「ヒドロキシルラジカルの生理学的役割は知られておらず、徹底的に消去するべき対象分子である」
まるで論文の著者がスターリンなんじゃないかと思うような書き方ですよね。
反党分子は粛清せよとでも言わんばかりの。どこの共産主義政党だよ。
とにかく使い道はないくせに何かに触れた瞬間に即効で老化させるらしいヒドロキシルラジカル、
こんなクソみてえなもんは徹底的に消去撃滅せよという話をその論文では言っています。
でもその論文はちょっと古いので…今はヒドロキシルラジカルの持つ強い酸化力をですね、
抗菌剤や抗がん剤として活用できないか?というのが東京理科大学のニュースだそうです。
そうやって人体内でも自然と活用できればいいのですが、残念ながらそうはなりません。
毛髪内でも銅イオンは特に毛根に集まりやすいので、ヒドロキシルラジカルもここに集まります。
なのでヒドロキシルラジカルのせいでどんどん白髪が増えていってしまうんですね。
カラー剤に含まれる過酸化水素と髪の銅イオンが反応して毛根が攻撃され続けるからです。
そんなね、集中的に毛根を攻撃しまくったら色素細胞もおかしくなりますよ。
そしてヒドロキシルラジカルが攻撃する毛根には色素細胞以外にも大事な細胞があります。
毛母細胞です。髪そのものを作る細胞。
ここが酸化ストレスによってダメージを受けると毛母細胞の増殖・再生能力が低下します。
なので髪の成長力が衰えてしまうんですね…要するに細毛と薄毛が進行するということですよ。
白髪を増やすだけでなく、薄毛と細毛を進行させるヒドロキシルラジカル。
何だそれ。最悪じゃねえか。皆さんそう思いましたよね?
そうですよ。過酸化水素もヒドロキシルラジカルも髪の毛や頭皮にないほうがいいんです。
酵素で分解しきれないなら、何か別の手段で活性酸素を除去しないといけないのです。
カラーをしたら溜まってしまうこれらの活性酸素。そのままにしていてはいけないんですよ。
そのままにしてたら…これをお読みのあなたが老けますからね。
今は懐かしい『本当は怖い家庭の医学』っぽい感じでちょっと煽っておきましょうか。
あなたは白髪を毎月か2ヶ月に一度はカラー剤で染めていませんか?
「安いほうがいい」「染まればいい」という理由で薬剤と美容室を選んでいませんか?
そのままにしていると
大 変 な こ と に な り ま す よ

理想の美髪と美肌は抗酸化ケアで目指そう
ここまでくどいほどに活性酸素で酸化することで老化が進むと書いてきました。
誰も好き好んで自ら老けたいなんて思わないですよね。
老化の原因が酸化であるならば、それを防いで食い止める答えはシンプルです。
抗酸化すればいいのです。酸化に抗う。そのまんまですね。
酸化を防げればDNAテロメアの短縮を抑制できて、髪や肌の老化スピードが緩やかにできるわけです。
白髪引っこ抜いてみたら途中で色の変わっている毛ってありませんか?
髪は根元から伸びるので、それの根元が白くて毛先が黒いなら『白髪になっちゃった毛』になります。
たまにそれが逆のことがあるんですよ。根元が黒くて毛先が白い毛。
これは白髪が治ったことになりますよね? 根元の新しい毛のほうが黒いんですから。
だから白髪って一度なったらもう黒髪には戻らない…とも言い切れないんですよ。
これだけ酸化=老化のエビデンスが数多くあるのですから、それを防げば若さをキープできますよね。
で、抗酸化こそがアンチエイジングであるということはわかるのですが、じゃあどうすれば…?
ということで酸化ストレス対策を、まずはざっくりとAIにまとめてもらいました。
読めばわかると思うのですが…結局は規則正しい健康的な生活を送ってね、ってことのようです。
書いてある内容が抗酸化対策に限らず他でもよく見る内容ですもんね…。
なのでここはざーっと読み飛ばしていただいても結構です。
うちの店が声を大きくして言いたいのはその次の項なので…。

(AIに考えてもらった)今日から始める酸化ストレス対策
生活習慣の見直し
- ストレスコントロール
心理的ストレスは体内で活性酸素を発生させる大きな要因です。
適度に息抜きする時間を作りましょう。
趣味や運動、瞑想や深呼吸など、自分なりのリラックス法を見つけてください。 - 十分な睡眠
睡眠中に体は細胞のダメージを修復し、抗酸化酵素の働きも高まります。
睡眠不足が続くと酸化ストレスが増大し老化を促進します。
理想は1日7~8時間の質の良い睡眠を確保すること。
寝る前のスマホを控える、リラックスできる環境を整えるなど工夫してみましょう。 - 喫煙・過度な飲酒を控える
タバコの煙やアルコールの大量摂取はそれ自体が活性酸素を生み出し体を酸化させます。
喫煙者の肌老化が早いことはよく知られていますし、飲酒もほどほどが肝心です。
難しいかもしれませんが、将来の美髪美肌のためにも本数や量を徐々に減らしてみましょう。 - 紫外線対策を習慣に
日々浴びる紫外線は髪や肌を酸化させる最大の外敵です。
日中は帽子や日傘を活用する、日焼け止めを塗るなどしてUVから頭皮と肌を守りましょう。
髪の分け目など直接日差しを受けやすい部分にはUVスプレーをするのもおすすめです。
特に頭皮は盲点になりやすいですが、毎日の小さな積み重ねがいずれ大きな差となって現れます。 - 適度な運動
軽いジョギングやヨガ、散歩など適度な運動は血行を促進して抗酸化酵素の働きを活性化します。
汗をかいて老廃物を排出することもデトックス効果につながります。
ただし激しすぎる運動は活性酸素を過剰に生む場合もあります。
なので自分に合った適度な強度で継続することが大切です。
食事・栄養バランスの改善
- 抗酸化食品を積極的に摂る
食事は酸化ストレス対策の基本です。
野菜や果物、豆類、ナッツ、緑茶やハーブなど、抗酸化物質を豊富に含む食品があります。
これらを毎日の食卓に取り入れましょう。
ビタミンC・E、ポリフェノール、カロテノイドなどが多く含まれる食品が特におすすめです。
例えば以下の食材も抗酸化力が高い食品です。
・緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなど)
・ベリー類(ブルーベリー、イチゴなど)
・柑橘類
・トマト
・ナッツやオリーブオイル
・赤ワインやダークチョコレート(←適量なら) - バランスの良い食生活
特定の栄養だけに偏らず、いろいろな食材をバランスよく摂ることが大切です。
タンパク質(髪の主成分ケラチンの材料)、良質な脂質(細胞膜を健康に保つ)、
ビタミン・ミネラル(代謝を助ける)をまんべんなく摂取しましょう。
偏った食事はそれ自体が体調不良を招き、酸化ストレス耐性も落としてしまいます。 - 糖分や加工食品は控えめに
白砂糖たっぷりのお菓子やジャンクフードの摂りすぎは有害です。
体内で炎症や酸化を引き起こしやすくなります。
甘い物はなるべく果物で代用する、清涼飲料水を控えて水やお茶にするなど、
小さな工夫で糖分の過剰摂取を防ぎましょう。
また、インスタント食品や揚げ物に多いトランス脂肪酸も老化を進める一因です。
手作りのシンプルな料理を増やすだけでも日常的に抗酸化力が高まります。 - 十分な水分補給
細胞が健やかに働くには水分も不可欠。
水分が不足すると老廃物の排出が滞って酸化ストレスの影響を受けやすくなります。
1日約1.5〜2リットルを目安に、水やカフェインレスのお茶でこまめな水分補給を心がけましょう。
スキンケアのポイント
- 毎日のUVケアを徹底
肌老化の原因の大半は紫外線と言われるほど日焼け対策は重要です。
日焼け止めクリームを忘れずに塗る、帽子や日傘で直射日光を避けるなど習慣化しましょう。
特に夏場だけでなく、春秋や曇りの日も油断は禁物です。
将来のシミ・シワを防ぐための投資と思って、日々のUVケアを怠らないようにしてください。 - 抗酸化成分配合の化粧品を活用
スキンケアにはビタミンCやビタミンE、レチノール、コエンザイムQ10、
ポリフェノール類など抗酸化作用のある成分を含むアイテムを取り入れてみましょう。
ビタミンC美容液はコラーゲン生成を促しつつ活性酸素を中和し、シミ予防にも役立ちます。
ビタミンEやコエンザイムQ10配合のクリームは肌の酸化ダメージを和らげてくれます。
こうした抗酸化スキンケアはエイジングケアの有効策として広く認められており、
実際に肌老化の進行を遅らせる効果が期待できます。 - 正しい洗顔・保湿
排ガスやPM2.5の中にも酸化を促す物質があります。
なので肌に付着した汚れや大気中の汚染物質をそのままにしてしまわないように、
夜は丁寧にクレンジングと洗顔を行ってから寝ましょう。ただしゴシゴシ洗いは厳禁です。
たっぷりの泡で優しく洗い、その後はすぐに化粧水や乳液で保湿してください。
肌のバリア機能を守ることも酸化ダメージから肌を守る鍵です。
乾燥した肌は外部刺激を受けやすく活性酸素によるダメージも大きくなります。
Ricosにもおすすめ抗酸化ケアメニューありますよ

AIにまとめてもらったら正直言ってありきたりなことしか出て来ませんでした。
いや、間違っちゃいないんですよ。間違ってないけど無難なものしか出て来ないねと。
これじゃ何の差別化にもならないし、当店がお客様にご提供する価値にもなれていない。
なのでRicosにあるメニューで髪と頭皮を抗酸化ケアできるものをご紹介していきたいと思います。
「酵素で分解できないなら何か別の手段で活性酸素を除去しないといけない」って、
さっきそう書きましたからね。それができるもの…実はもう既にうちの店にあるんですよ。
電子トリートメント
先程もこの埋め込みリンクは記事中に入れたのですが、再度入れました。
電子トリートメントの詳しいことについてはリンク先をお読みいただければと思いますが、
このトリートメントの狙いは簡潔に表せます。
『電子を失って劣化した髪に電子を補給して整えてあげましょうね』ということです。
「酸化とは電子を失うこと」と最初に書きました。
だったらまた電子入れてあげたらいいじゃん、というシンプルな考えに基くものです。
たいていのトリートメントはシリコンでコーティングがなされるものですが、
電子トリートメントにはそういったものが一切入っていません。
トリートメントとは言っていますが、実態は電子がたっぷり入った単なる水なので全くの無害です。
コーティングする成分がゼロなので、これ単品でハイダメージの毛を修復するのは正直難しいです。
すごく傷んだ髪にはたぶん物足りないなと感じるかもしれませんね。
ですが、電子トリートメントは本来の素髪のサラサラ感を実感していただけます。
そしてコーティングがされていないのにツヤがすごくきれいに出るんですよ。
これは髪が失った結合水が電子トリートメントによってたっぷりと満たされることで、
内側からふっくらと潤って髪の構造がきれいに維持されるからだろうと思っています。
そしてこの電子トリートメントを開業以来扱い始めてからですね…自身ですごく驚いたのですが、
自分の手がほぼ荒れなくなりました。これすごいことですよ。
美容師にとって手荒れは職業病。自分の手は乾燥が原因で1年の半分は荒れてました。
指曲げただけでパックリ割れが何個もできるような荒れ方してましたからね。
ちっさい水ぶくれがかゆくて掻き壊して、そこがまたパックリ割れになる…の悪循環。
それが電子トリートメントを扱い始めてからというもの、1年中ずっとすべすべの手ですよ。
お客様の髪の毛に電子トリートメントをつけるときに自分の手にもたっぷりとかかります。
素手でつけてますからね。明らかにそれが理由で潤ってるんですよ。
こうして酸化して乾燥していくお肌にも安心してお使いいただける電子トリートメント。
自分はお風呂上がりに毎日顔に使ってます。
惜しげもなく業務用スプレイヤーでじゃんじゃん顔面にぶちまけております。
髪もお肌も電子トリートメントで電子を補うことでしっとりと抗酸化ケアできるんですよ。
開業以来ずっと取り扱っております。おすすめです。
髪と頭皮のデトックスクレンジング

Ricosではそういう名前でメニュー化してますけれども、実際の商材名は違いますよ。
髪に使う処理剤というのはたいてい何か成分を与えて髪と頭皮を良くしようというものです。
要するに『足す』という作業ですね。このメニューに使用するものはそれとは逆です。
『引く』つまり不要なものを除去するという作業なんですよ。
ここのメーカーが主に使用するのはウルトラファインバブルという微細な泡の溶け込んだ水。
ウルトラファインバブルって名前はお客様でも聞き覚えのある方けっこういますね。
…たぶんみんなミラブルで知ってるんだろうな。ここのメーカーのはもっと細かいらしいけど。
このUFB水と酵素などが含まれた処理剤で、残留してしまう成分や活性酸素を除去していきます。
なので髪や頭皮に有害な物質を(全部じゃないけど)ほとんど取り除けるんですね。
ついでに毛染め後に残るカラー剤の臭いもほぼ消えます。だいたい消せます。
有害成分や活性酸素の除去は目に見えないのでぶっちゃけお客様のリアクションも薄いのですが、
薬剤の臭いが残らないということはこのメニューを選んだお客様もれなく全員が実感しています。
電子トリートメントと並んでRicosがおすすめする抗酸化ケアメニューです。
ここのメーカーさんのコンセプトにはとても共感できるんですけれども、
この処理剤のパンフには「僕らがいないと世の中に白髪と薄毛が増えてしまう」みたいな、
なんかそんなようなこと書いてあったんですよね。でっけえこと言いますよね。
俺らで世界の白髪と薄毛を食い止めるんだぜ的な意気込みをめちゃくちゃ感じるのですが、
実際使ってみて本当にそれぐらい効果があるかもなと思える処理剤ですね。
自分自身が月1で白髪染めするときのシャンプー前にこれ使っちゃいますもん。
本当に臭いもしなくなるし、後に刺激なども残らないので。いいですよこれ。
高濃度水素ケアトリートメント

ここまでずっとヒドロキシルラジカルが美容と健康においてクソほど悪いという話をですね、
これでもかというほどしつこく続けてきたわけですよ。
まずこの論文のタイトルですよ。
【水素は選択的に細胞毒性酸素ラジカルを減らすことにより治療的抗酸化剤として働く】
こう書いてあります。さらに本文中には
「著者らは水素分子がヒドロキシルラジカル以外の活性酸素種に影響せずに、
ヒドロキシルラジカルが誘導する細胞毒性を弱める働きがあることを見いだし、
水素分子の新たな治療への応用を検討した」
このように書いてあるんですよ。これは要するに、
【水素にはヒドロキシルラジカル『だけ』を集中的に狙って分解する抗酸化能力がある】
と言うことができますね。
「水素は多くの病気の根源に働く副作用のない次世代の医療物質」って言う企業もありますね。
この水素が高濃度に含まれたものを施術で使用する薬剤(特にカラー剤)に入れることで、
髪と頭皮に与えるダメージや悪影響を大幅に軽減することができます。
無害化とかノーダメージとまで言うのは正直踏み込み過ぎなように個人的には思うので、
Ricosではダメージレスとか「ほとんど傷まない」という言い方をしています。
ほとんど傷まないのであれば髪の質感…ツヤ感や手触りも悪化することは激減しますからね。
もちろん活性酸素を除去していく抗酸化作用だけでこのメニューが終わるわけではなく、
さまざまな美容成分の含まれたトリートメントも同時に施術していきます。
なのでツヤ感や手触りが悪化しにくい、のではなくむしろめちゃくちゃ良くなります。
ここだけの話、最初に実験的に使用してみたときは仕上がりに相当驚きました。
施術中なので冷静を取り繕っていましたが「えっ、すごっ、何これ?」って声が出そうになりました。
…よくトリートメントでツヤツヤになるとちょっと質感が重たく感じるっていうか、
人によってはじっとりとするように感じることありますよね。
髪が細くて柔らかい人ならボリュームがダウンしてぺたっとしちゃうような。
でもこの製品にもいわゆる髪をコーティングするシリコン的な成分は含まれていませんので、
電子トリートメントと同様に仕上がりがすごく軽い質感なんですよ。
それでいて電子トリートメント単品で施術する以上に手触り感は向上しています。
実は高濃度水素ケアトリートメントを紹介するセミナーやるよってディーラーから誘われまして、
どんなのかちょっと見てみようかなぐらいの感じで行ってきたのですが、
まさかの帰り際にその場で発注表を書いてきました。これには自分でも驚きました。
これはその場で書かないと帰さないみたいな悪質なことでは決してありませんでしたし、
メーカーとディーラー側の押しが強すぎて断れなかったということでもありません。
単純に講師の連れて来たモデルの仕上がりが良かったのと、話の筋が通っていたことが理由です。
Ricosでメニュー化しようと思ったのは自分が施術してもその仕上がりにきちんとなったことと、
自分でも活性酸素と水素について調べてみて、改めて筋が通っていると納得できたことですね。
前出の2つのメニューに加えてこちらも自信を持っておすすめいたします。
髪と肌の若さはあなたの決断ひとつで守れるもの

年齢を重ねれば老けるのは仕方ない、白髪も薄毛もシワも仕方ない…
実はそんなことないんだよっていうのが皆様にもわかっていただけましたよね?
正しい知識とケアで白髪や薄毛、肌の老化は予防・改善が可能なんですよ。
その正しい知識を今回多くのエビデンスに基いて私なりに説明をしてきたつもりです。
そのケアができるメニューを先述の通り当店にてご用意してあります。
【電子】
【ウルトラファインバブル】
【水素】
Ricosではこれらを『抗酸化アンチエイジングの3本柱』としてですね、
当店にご来店いただけるお客様の美髪・美肌づくりを全力でサポートしていきます。
ちなみに上記の3本柱全てが含まれたプレミアムケアメニューもご用意しております。
一例として『カット+カラー+プレミアムケアトリートメント』ってセットメニューをですね、
こちらをRicosでは24000円でご提供しております。
もちろん、これを高いと感じるか安いと感じるかはお読みの皆様次第です。
ですが、提供する側の私としてはこの値段分…ではなく値段以上の価値は当然あると思っています。
当店のテーマは【扱いやすくて長持ちするスタイル】と記事冒頭にいつも書いているんですよ。
長持ちするから「あんまり行かなくていい美容室」だね、を目指しているとブログにも書いてます。
で、当店のもうひとつのテーマが【通うほど髪がきれいになる美容室】なんですけども、
私自身はこの夙川・苦楽園エリアで『最も美髪になれる美容室』でありたいと思っていますし、
実際にお客様にもそう思っていただける技術を提供したいと思っています。
とはいえ皮膚疾患とか脱毛症に関しては我々のような美容の領域ではないので、
そちらについての対処は皮膚科かAGAクリニックなどの医療機関を受診してくださいね。
髪も頭皮も、そしてお肌も。あなたが手間と愛情をかければしっかり応えてくれるものです。
大事なのは「今日からできること」に焦点を当てること。
そしてできる限りそれを継続すること。習慣化ですね。
私自身も電子トリートメントを毎晩自分の顔にじゃんじゃか撒いていると書きました。
一緒に酸化に負けない若々しい髪と肌を手に入れましょう。ご相談はお気軽にどうぞ。
当店は今月の20日に開業から3周年を迎えます。
全くのアウェーだったこの西宮の夙川にお店を開いて正直どうなるかなとも思ったのですが、
無事に大きな節目を迎えることができま…いや、これ書いてる今まだ20日になってませんけども。
これもひとえにRicosを選んでくださっているセンスの良いお客様の皆様のおかげです。
本当に感謝しておりますし、深く御礼申し上げます。いつもありがとうございます。
3周年はひとつの通過点に過ぎません。
5年、10年、その先と…ご来店いただいた皆様の髪をより美しくきれいにするために。
皆様の髪にまつわるお悩みにきちんとお応えできるように。
今後も学びを止めずに自らも成長していきたいと思っております。
「選んでよかったな」「ここに来てから髪が良くなったな」
そう思っていただける技術と知識、そして価値をお客様ひとりひとりに向き合って提供したい。
Ricosはこれからもそういう美容室であり続けたいと思っておりますので、
上質なツヤと手触りを感じられる美髪でありたいと願う皆様のご予約をぜひお待ちしております。