※前編はこちらからどうぞ

 

こんにちは。

【扱いやすくて長持ちするスタイル】【通うほど髪がきれいになる美容室】

をテーマに、マンツーマンでお客様の髪のお悩みに真剣にお応えする

西宮・夙川にあるプライベートサロン【Ricos】の佐久間 将でございます。

前回に引き続きドラクエです。

より雰囲気を出したい方のためにyoutubeで探してきた動画を貼ってみました。

どうぞ壮大で素晴らしい音楽とともにお楽しみくださいませ。

本日も拙文をご高覧賜りましてありがとうございます。

それではどうぞ。

 

薬剤は攻撃呪文

前編にて「髪は【くさったしたい】である」というお話をしました。

スミスという名前の腐った死体ですね。

その減っていくスミスのHPを回復させる呪文がトリートメントですよ、という話でした。

 

では、スミスはなんでそんなにHPが減っていくのか。

仲間になった腐った死体はほとんどの呪文に対して耐性がないという特徴がありましてね。

呪文攻撃に対して弱いんですよね。

そういった意味合いでも髪がスミスというのは案外間違っていないのかなと。

というわけで美容室に置いてある薬剤を攻撃呪文としてざっくり考えてみることにしました。

 

  • 低明度~中明度のカラー:メラ
  • 中明度~高明度のカラー:メラミ
  • パーマ液:ギラ~ベギラマ
  • 縮毛矯正剤:ベギラゴン

 

ほんとにざっくりだとこんな感じですよね、たぶん。

アバン先生がどんなに頑張ってもエクストラハードのパーマ液レベルというのはさておき…

縮毛矯正剤は昔からあるアルカリの薬剤ならベギラゴンぐらいあるだろうと思いますが、

今なら例えば酸性薬剤であったり、システアミンとかのやさしめ薬剤もあります。

なのでそのへんならベギラゴンよりもっと弱いと言っていいと思いますね。

ただ、それでも攻撃呪文であることに変わりはないんですよ。

HP少なかったらメラでも死ぬので、やさしい薬剤だからって過信はいけませんね。

だからもちろん美容師側も「傷みません」「ノーダメージ」って謳うのはダメなんですよ。

で、髪をケアしようという目的でいろんな処理剤使ったりするじゃないですか。

あれは回復呪文じゃないんですよ。

ホイミとかベホマなんかはトリートメントがそれだって前回の記事に書きましたよね。

それなら処理剤は何なのか、って言うと…スカラとかマホカンタみたいなやつです。

自身の防御力を上げたり、呪文攻撃をガードして跳ね返したりするサポート系の呪文。

強い敵と戦っていくに際してMPに余力があるなら唱えておいたほうがいいですよね。

おい、誰だMPを金のこととか言った奴。

『マネー』ポイントちゃうで。『マジック』ポイントやぞ。

 

さて。

ここまでに出さなかった薬剤があります。

 

ブリーチは普通の攻撃呪文じゃない

そうです。ブリーチです。

あれは何なのか。

イオナズンなのか、ギガデインなのか。

どちらも大ダメージですが、そうじゃないと思うんです。

 

  • ブリーチ:ザキ

 

美容師の感覚で言えばやっぱりこれなんじゃないでしょうか。

普通の攻撃呪文みたいにダメージを与えるとかじゃなくて、即死させる系のヤバいやつ。

たまに「ブリーチしたら傷みますかね?」って尋ねてくるお客様がおられます。

傷まないブリーチなんてないですよ。

薬剤を使う以上、ダメージがゼロとかないですからね。

ブリーチにしてもオラプレックスとかのプレックス剤を混ぜて『ケアブリーチ』って形で、

「傷まないブリーチ」的なアピールをされているお店も多くありますよね。

「傷まないブリーチ」で画像検索するとわんさかそのワードにひっかかった写真も出てきます。

あれだってダメージが幾分かマシになるぐらいの感じでいたほうがいいと思っています。

ザキって毎回必ず効くわけじゃないですよね。

耐性あるキャラもいますし、運よく効かなかったパターンもありますし。

でも運が悪かったり当然しくじったら一撃で即死ですよ。ブリーチですから。

運の悪さはお客様のコンディションだったり、美容師側の技量だったりもしますけど。

1回目は平気でも、数回やるうちのどこかで死にます。

何回かやり過ごせてたとしても効いたら必ず死ぬ。

ブリーチって怖いんですよ。

なのでブリーチしたいというお客様。

私はこれからザキを食らうんだという覚悟でいたほうがいいように思います。

 

こうやってお話していくと、美容に興味のない層の方も少しは親しみを持っていただけるでしょうか。

ちなみに、自分が結婚相手に選ぶのはもちろんビアンカです。

今日のお話ここいちばん大事ね。それでは。